田上病院耳より情報

2016年09月20日結核について 〜検査室〜

結核とは結核菌(マイコバクテリウム・ツベルクローシス)が体内に入ることにより主に肺、他に腎臓、骨、リンパ節、髄膜などに慢性的な炎症を起こすものです。
以前は、命を落とすことも多い病気でしたが、医療の進歩と薬剤やワクチンの開発により結核患者は減少しました。

しかし、厚生労働省によるといまだ1万8,000人以上の患者が確認されているのが現状です。(厚生労働省 H27年結核登録者情報調査年報集計結果)
最近では、結核を患っていることに気付かず生活することで周囲の人に感染させてしまい集団感染してしまう傾向が多いようです。

結核●結核の症状

2週間以上続く咳、痰(たん)が出る、微熱、倦怠感など風邪のような症状です。

●結核かどうか調べる検査

  • ツベルクリン反応検査(結核に感染しているか確認する)
  • X線撮影(肺の状態をみる。場合によってはCT撮影)
  • 痰(たん)の検査(染色して顕微鏡で菌を確認、培養して菌を増やして検出、遺伝子検査)
  • 血液の検査(インターフェロンガンマ遊離試験という結核の感染を精密に確認する)
  • これらの検査の総合的な結果で診断します。

結核と診断されたら治療が始まりますが、医師の指示通りに服薬して、きちんと治療すれば、治る病気です。疑われる症状があれば、病気が進行してしまう前に早めに医療機関の受診をおすすめします。

毎年9月24日〜9月30日は結核予防週間で、厚生労働省や結核予防会などが地方自治体と協力して結核感染予防のため啓発活動を行っています。
私達にとって、症状がなくても定期健診を受けることで結核に限らず他の病気の早期発見ができるのは重要なことだと思います。
また、日々の規則正しい生活に加え栄養バランスのとれた食事と適度な運動を心がけて免疫力を高める事が一番の予防につながるのではないでしょうか。

参考HP

厚生労働省
公益財団法人結核予防会

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