田上病院耳より情報

2014年03月01日CT検査について〜放射線室〜

1.CT装置とは

CTとはコンピューター断層診断装置(Computed Tomography)の略です。
X線ビームを身体に照射し、透過したX線量の差をデータとして集め、コンピューターで計算し、再構成することで身体の内部の組織を画像として出力する装置です。
X線は肺のように空気を多く含むところは透過しやすく、骨は透過しにくいという性質を有しています。このように身体の組織や臓器によってX線の透過しやすさが異なり、この差を利用して画像を作り出しています。


2。CTの特徴(MRIとの比較)

CTの長所
  • 検査時間が短い。
  • 出血病巣、骨、肺の内部構造などが明瞭に描出できる。
  • 空間分解能が高い
  • 体内金属などでMRI検査ができない患者でも可能。
  • 広範囲撮影可能で画像の歪みも少ない。
CTの短所
  • 放射線被曝がある。(ただし、安全範囲内です。)
  • 軟部組織間のコントラストが弱い。
  • 急性期脳梗塞の描出はMRIに劣る。

3.CT検査に関する疑問

  • CT検査を受けるとき食事はどうしたらいいですか?
    撮影部位によって異なります。腹部の検査の場合や造影剤を使用する検査の場合は検査の前の食事を抜いていただく必要があります。(朝から検査を行う場合は朝食を、昼から検査を行う場合は昼食を抜いていただきます)
  • 検査時間はどの位かかりますか?
    検査の内容により異なりますが、だいたい5分から15分ぐらいです。
  • CT検査でどのようなことがわかるのですか?
    CT検査では、身体を輪切りした断面像が得られるため、身体の内部の構造を詳しく調べることができます。そのため、臨床症状や尿・血液検査だけでは分からなかった、あなたの身体にとって大切な情報を与えてくれます。

4.CT検査を受ける方へ

検査を受けることができない場合がある方

  • ペースメーカーがある方
  • 埋め込み式除細動器がある方
  • 妊婦又は妊娠の可能性がある方

これらいずれかに該当する方はスタッフに申し出ください。

5.検査の流れ

  • 検査用ベッドにあおむけに寝ていただきます。体の位置がずれないように固定する場合があります。検査中は担当者とマイクを通して、いつでも会話ができます。リラックスしてお受けください。
  • 胸部や腹部の検査の場合に何回か息を止めて検査を行うことがあります。

※検査後、安静などの必要はありません。食事や入浴など日常生活は普段通りで結構です。

6.造影剤について

検査の内容(より詳しく調べるため)によって造影剤を静脈内に注射して検査を行う場合があります。

注意事項(検査前)

次の方は事前に検査担当者に申し出て下さい。

  • 喘息にかかったことがある方
  • アレルギー体質を有する方
  • 肝障害がある方
  • 腎障害がある方
  • 以前に造影剤を使用して異常があった方
  • 糖尿病薬を服用している方
造影剤を注射した後(検査中)

ごくまれに次のような症状が現れることがあります。
▽吐き気 ▽熱感 ▽じんましん 等
これらの症状が現れたときは大きな声でお知らせください。

帰宅後(検査後)

ごくまれにですが検査終了後、数時間〜数日経過してから頭痛や吐き気、怠惰感などの症状が現れる場合があります。原因不明でこのような症状が現れた場合は、田上病院で造影剤を使ったCT検査をしたことと、どういう症状があるかを当院にご連絡お願いします。

7.最後に

調子が悪く検査を受けてみたいと思う方はまず受診して、医師と相談されてください。

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