田上病院耳より情報

2013年02月01日レントゲン撮影でボタンや金属を外すわけ
〜放射線室〜

レントゲンを撮影する際、服や下着に金属やボタンが付いていると画像の障害となりますので着替えてもらうようお願いをしています。

金属やボタンがレントゲンでどのように写り、障害となるか実際のレントゲンを見られる機会が少ないのではないかと思い、ボタン(プラスチック、木製)、金属(500円、10円、1円硬貨)を下の写真の様に模型に配置して、レントゲンを撮影してみました。(写真1)

実際のレントゲンを見られてどうでしょうか?(写真2)

500円や10円硬貨は、白く円形に写りハッキリとわかりますが、1円硬貨は薄くわかりにくいですが確認することができます。プラスチック製ボタンは、指摘されれば分かりますが、木製ボタンに至ってはほとんど確認できない程度です。

このレントゲンから素材の違いにより写り方に違いがあるのがわかるのではないかと思います。

ここで何故障害となるか説明します。

500円や10円硬貨のようなハッキリとした陰影は、その部分の情報が無くなってしまい、その部分に重なって病変が存在した場合判別出来なくなります。

1円硬貨やプラスチック製ボタンのような薄く判り難いけれども写っている陰影では、陰影自体が病変の様に見えることから病変との鑑別が難しいからです。

木製ボタンは、今回のレントゲンでは非常にわかり難いですが、ボタンの形状や撮影条件によってはもっとハッキリと写ってくる可能性も有りますので外した方が良いと思われます。

今回撮影した物以外でも、障害となる可能性が有る物では、Tシャツ等のプリント柄や濡れた髪の毛も薄っすらと写り障害となることがあります。

これからの時期は、寒さが厳しくなって服を着替えることが嫌になってきますが、可能な限り薄着になっていただき障害となるような金属やボタンなどがレントゲン写真に写らないように、ご協力をお願いします。

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