田上病院耳より情報

2012年12月26日病院全体のスキルアップを目指して<一次救命処置>〜2階病棟〜

平成12年に田上病院に入職してから現在まで、外来(救急外来)・外科病棟・内科病棟で勤務をしてきました。

当院は、救急告示病院であり、病院群二次輪番病院として機能しており、救急車にて搬送されてきた患者様の対応を行っていますが、その中には、心肺停止状態で搬送されてくる患者様もいます。

私が外来で勤務していた頃、心肺停止状態で搬送されてきた患者様に対し、何もすることができず、先輩方を見ているだけで立ち尽くしていました。その時、自分の無力さを感じ、悔しい思いをした事を忘れられません。その経験から、私は救急看護に興味を持ち、心肺蘇生法の知識・技術を習得したく勉学に励みました。

現在私は、アメリカ心臓協会(以下、AHAと略す)が推奨する、一次救命処置(以下、BLSと略す)のインストラクターとして、医療従事者に対し、心肺蘇生法や自動体外式除細動器(以下、AEDと略す)の使用方法などを指導しています。

病院では、救急搬送される患者様に限らず、外来患者様や入院患者様が急変し、心肺停止状態に陥るケースもあります。このような場面は、いつどのような時に起こるか分かりません。実際、病院内で起こりうる急変時対応のスキルアップを目指して、全職員を対象に、講義および実技研修の指導を行っています。

講義内容としては、AHAが推奨するBLSガイドライン2010を基に、胸骨圧迫の効果や手技、人工呼吸の手技(バックバルブマスクを含む)、AEDの使用条件や操作、特殊な状況での操作方法などを説明しました。実技研修では、実際のコースと同様、DVDを参照しながらトレーニング用のAEDやダミー人形・シナリオを用い実践さながらの緊迫したムードで行っています。講義では伝えきれなかった内容も、実技研修を行うことでより理解することができます。研修中には参加者同士で確認し合ったり、質疑応答の時間も活発に質問が出たりと有意義な時間だったと思います。参加者の感想としては、「実際にやってみて理解できた」「急変時の対応に自信がついた」などの声も聞かれました。また、私自身もこのような研修を行うことで再確認する事ができました。

今後も、私自身のスキルアップはもちろん、研修を通して急変時の対応に対するスタッフの意識付けやスキルアップにできる限り貢献していきたいと思います。

看護師 永田
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