田上病院耳より情報

2011年04月01日近年増加しているナッツアレルギーについて
〜臨床検査室〜

日本では、アナフィラキシーを引き起こす食べ物としてソバがよく知られていますが10年ほど前から、ピーナッツを含むナッツ類が即時型アレルギーやショク症状の原因として増加しています。

アナフィラキシーとは

アレルギー反応の中でも外来物質(食物・薬剤・蜂毒・蛇毒など)の、体内への侵入によりIgE抗体を介して、ヒスタミンなどの化学伝達物質が放出され、多くの臓器(皮膚・呼吸器・循環器)、などが急速に障害される状態をいいます。 このうち、血圧の急速な低下をきたし急性循環不全に陥る重症なものをアナフィラキシーショックと呼びます。

ナッツアレルギーの特徴

  • 重篤な症状を起すアレルゲン
    ナッツアレルギーは微量でも皮膚、呼吸器、消化器、などの症状に加え重篤な全身症状を起す例が多く報告されています。
  • 耐性を獲得しにくいアレルゲン
    小児のアレルギーは成長とともに耐性を獲得し、卵や大豆 乳製品では摂取が可能になるケースが多いですが、ピーナッツやナッツ類は経年的な耐性が得られにくいと言われています。
  • 成人でも発症のリスクが高いナッツアレルギー
    経年的な耐性の獲得が得られにくいため、 成人での発症が近年多く報告されています。
  • ピーナッツを含むナッツ類の分類
    ウルシ科  カシューナッツ ピスタチオ  サガリバナ科 ブラジルナッツ
    クルミ科  クルミ  ペカンナッツ    マメ科    ピーナッツ
    ヤシ科   ココナッツ          バラ科    アーモンド
    アオギリ科 カカオ            カバノキ科  ヘーゼルナッツ

田上病院では外部委託検査で各種アレルギー検査を実施しています。

*参考資料 株式会社 SRL発行のパンフレット

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