田上病院耳より情報

2010年11月15日ある日の外来 〜看護部外来〜

当院では、茂木地区周辺の方が多く来院されます。
多い時には、待合室の椅子に所狭しと座られています。
受付を済ませ待合室に行くと顔見知りの方ばかり。
久しぶりの再会に近況報告会が始まります。

「あら〜久しぶりやったね。おウチ今日はどがんしなったと?私は腰の痛かけん
しぇんしぇいに注射ば打ってもらいに来たっですよ」
通訳:久しぶりにお会いしましたね。あなた今日はどこか体調が悪くて病院に来られたのですか?私は腰痛の為、先生に注射を打ってもらいに来ました。

お互いの体を気遣う事から始まり、仕事の事・家庭の事など様々な話題で会話が弾みます。

診察時間となり、患者さまの名前をお呼びしますが返事がありません。
名前を呼ぶこと数回目で

「ほらっ、〇〇さん あんた呼ばれよるよ!」
通訳:〇〇さん診察に呼ばれていますよ

と、当の本人は話に夢中で他の方が気付く次第。

順番がまだ先なのに

「いっちょん呼ばっさんとのウチはまだね!診察の終わったら買い物に行かんばとに、時間のなかたい」
通訳:いつまでも呼ばれませんが、私の順番はまだですか?診察の後に買い物に行こうと思っているのに、行けなくなってしまう。

と、逆に急かされる場合もあります。

茂木地区周辺はほとんどが山間部で、高齢者が外出するには不便な場所もあり、日常は自宅周辺で生活している方もいらっしゃいます。
病院の受診日は、ご高齢の方や1人暮らしの方にとって外に出て人と触れ合う機会になります。また、会話でストレス発散したり、小さな売店ではありますがショッピングを楽しんだりと交流の場と化しています。
病院ではありますが、今後もご高齢者にとって明るく楽しい場所である事を願っています。

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