田上病院耳より情報

2010年07月12日日射病と熱射病の違いについて〜2階病棟〜

だんだんと夏が近づいてきていますが、この時期から熱中症に注意しておく必要があります。今回は、日射病と熱射病の違いと対応策について書いてみました。

<日射病>

夏の暑い日差しを浴びて歩き回ったときに体がオーバーヒートして起こります。顔が熱くなり息使いが荒く、皮膚は暑くサラサラと乾いた状態で汗が出ません。そしてめまいや、頭痛や吐き気などの症状がでます。

<熱射病>

高温多湿の下で長時間歩いたり、作業をした時に大量の汗をかき、体内の塩分や水分が著しく不足して起こります。つまり、体温調節が効かなくなって起こります。顔は青白く、大量の汗が出て、皮膚は冷たくじっとりとした感じになります。体温は普通かやや低めで脈拍は弱くて早い。虚脱感とともにめまい、吐き気がともないます。

<日射病の対応策>

大きい帽子を被り、その下にタオル等を入れ後頭部と首に直接日光が当たらないようにします。日射病にかかってしまったら、風通しのよい木陰などに頭を高くして寝かせ濡れたタオルで首筋や脇の下などを冷やします。あおいだりして風を送り、体温が平温になるまで続けます。吐き気があったら、顔を横に向かせます。塩分の含んだ水(スポーツドリンク等)を少しずつ飲ませます。熱いものやアルコールは禁物です。

<熱射病の対応策>

高温多湿の所、例えば夏の炎天下のテントの中での作業などは、長時間に及ばないようにします。作業中はこまめに水分や塩分を補給しておきます。熱射病にかかったら涼しい木陰に頭を低く足を高くして寝かせ、体温が低いようなら体を温めます。水か薄い食塩水を15分毎に飲ませます。

夏の暑い盛りに激しいスポーツをすると体は高くなった体温を冷やすためにたくさんの汗をかきます。たくさんの汗をかき、この失った水分の補給をしてやらないと日射病になるというわけです。適度な水分は絶対に必要です。

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