田上病院耳より情報

2010年03月20日在宅で自分らしく生きる
〜訪問看護ステーション“21”・リハビリテーション科

プロフィール

年齢(性別)‥ 90代 女性
傷病名 ‥‥‥ 脳梗塞、慢性心・腎不全
要介護度 ‥‥‥要介護5
認知度 ‥‥‥ 認知高齢者の日常生活自立度W
障害老人の日常生活自立度(寝たきり度)・・‥ベッド上・全介助(C2)
家族構成‥‥‥ ご本人と姪様と2人暮らし
かかりつけ医 ‥‥開業医の先生が訪問診療

これまでの経過

誤嚥性肺炎(水分、食物がまちがって気管に入っておこる肺の炎症)6ヶ月入院、
H21年1月に退院
入院中ベッド上臥床状態で表情も乏しく発語も殆どない状態でしたが、在宅で表情も良く感情(意思表示)も表すようになり発語もあり、家族の問いかけにうなずき追視などはっきりと見られるようになる
退院直後は発熱もありましたが、内服にて軽快、その後病状安定しています
在宅に戻られてから一年が経過しました

訪問看護サービス内容

保清(週1回シャワー浴)、留置カテーテル管理、在宅酸素(0.5リットル/分)管理、
経管栄養管理、褥瘡予防、介護状態の相談と指導など

訪問リハビリ:理学療法士(PT:physical therapist)

サービス内容:関節拘縮予防、座位保持

病気により日常生活に支障をきたしている方に筋力訓練や日常生活指導などを行い在宅復帰や在宅生活の継続を支援する仕事を行っています。
6月に「入浴のため車椅子に乗れないでしょうか」と訪問看護師より依頼があり介入開始となりました。介助にて車椅子へ乗ることは出来ましたが、座位耐久性の低下と関節の動きが硬くなっている状態でした。リハビリ開始後半年で自力で腕を動かす範囲が広がり、介助にて10〜15分座れるようになりました。今後は車椅子に乗って自宅周囲を散歩したり日中起きる時間が増えるように支援していく予定です。

訪問リハビリ:言語聴覚士(ST:speech therapist)

サービス内容:口腔ケア、発声発語器官の運動、経口摂取

言語聴覚士の役割は、病気により、上手く言葉が話せなくなったり(失語症・構音障害)食事でむせたり、上手く飲み込が出来なくなる(摂食・嚥下障害)聴覚の問題でコミュニケーションに支障がある(聴覚障害)方などに対して、言語訓練や指導などを行いコミュニケーション面や口から食べる事の支援を行うことです。
9月にご家族や主治医により「少しでも口から食べる事ができないでしょうか」というニーズがあり介入開始しました。お口や喉、飲み込みの力など評価した結果、ベッドギャジアップ30度起こした姿勢で、のどに送り込みやすいジュースやポタージュのようなものをスプ―ンから一口ずつであれば飲み込むことが出来ると思われたため経口摂取を導入しました。始めは果物ジュース10ml程で少量でしたが、徐々に上手くなり現在では40ml程飲めるようになっています。ご家族様にも指導し、ジュース摂取の介助が出来る様になりました。今後は現在の訓練を継続し、安全に経口摂取が継続していける様嚥下訓練を維持していく予定です。

介入したことによる効果

・発語、表情が良く出てきた     ・体調管理ができ状態安定している
・意思表示が良くなった       ・口から食べることができた
・動きが活発になった        ・ジュースの摂取量が増えた
・皮膚トラブルがない        ・関節の動きがよくなり、体力が向上した

1ヶ月間の介護保険サービスの費用と利用者の負担額

訪問看護 8回/月  830単位×8
サービス提供体制加算  6単位×8
緊急時加算
特別管理加算
6640単位
48単位
540単位
250単位
訪問リハビリ(PT) 4回/月   830単位×4 3320単位
訪問リハビリ(ST) 4回/月   830単位×4 3320単位
訪問看護料などの合計(×10.28円/単位)

利用者の負担額は 介護保険9割 自己負担1割
※公費負担医療制度により自己負担金の助成があります

※サービス内容は、各利用者様によって異なります
詳細は当ステーションへご相談下さい

                                    

訪問看護ステーションは住み慣れた家での療養生活を支えます

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