田上病院耳より情報

2009年10月21日長崎県消防学校自衛消防隊研修課程に参加して
〜施設課〜

以前にも一度紹介しましたが、各事業所団体には、自衛消防隊という組織があり、いざ自分の事業所から火災が発生したときには、通報、初期消火など、さまざまな対応をしなければなりません。

今回、施設課では、自衛消防隊の防火意識向上を目的として行なわれている長崎県消防学校自衛消防隊研修課程に参加したときの体験談を紹介します。

私の参加した自衛消防隊研修課程では、一泊二日の日程で自衛消防に必要な体験、知識を得るための研修を行いました。

一日目の研修は、消火器、消火栓の取り扱い訓練、暗所迷路体験、ロープ結索訓練、最後に実際、室内で火を焚いての耐熱耐煙訓練を行いました。

二日目は地震体験車を用いた地震体験、災害時における搬送訓練、心肺蘇生法とAEDの取り扱い、通報訓練を行いました。そして最後に、火災を想定した全体での総合訓練を行いました。

各訓練を行なっての感想

研修では、消火器具やAEDなどを実際に扱っての訓練を行いました。
消火器、AEDは院内の訓練や講習で扱ったことがありましたが、消火栓についてはこの訓練での使用が初めてでした。消火栓の勢いはとても強く、一人では狙いを定めるのも困難でした。操作自体は簡単でしたが、操作には二人以上必要なため合図などで連携を取ることが大事だと感じました。

ロープ結索訓練では、高所からの避難に使える節結び、巻き結びを練習しました。
結び方を覚えるのはそれほど難しくありませんでした。また、高所からの避難はロープに固執せず、マットを用いる等の方法が可能なら、より安全な方を選ぶ事が大事だと教わりました。

暗所迷路体験、耐熱耐火訓練、地震体験では、擬似的に災害の状況をつくっての体感をしました。どの訓練も想像していたよりも大変で、暗所迷路では、どこに進んでいるのかわからなくなったり、地震体験では机の下に潜るだけで精一杯でした。
災害を甘く見ずに、実際災害が起こった時にはどのように行動すべきかの知識を身につけておくことが大事だと感じました。

通報訓練は、準備されていた画像を見てその状況を模擬的に通報する訓練を行いました。
訓練では、聞かれたことを答えるだけなのに、言葉に詰まってしまうことがありました。
パニックになることできちんと伝わらないケースがあるため、聞かれたことをゆっくり正確に伝えることが大事だと教わりました。

総合訓練では、役割を決め、実際の火災を想定しての消防訓練を行いました。

訓練では消火班の担当でしたが、頭でわかっていても、役割通りにきちんと動くことが出来ず、無駄に時間がかかってしまいました。

役割だけでなく、事前にどのように動くかを想定しておくことや大きな声を出し情報を共有することが時間の短縮、効率化に繋がることがわかりました。消火の際も、避難の邪魔にならないよう消火ホースを壁際に寄せておくなど細かい部分を考えることも大事と教わりました。

最後に

普段、体験できないことを体験することで、実際に火災が起こったときにどうすればいいのか、どう対策すべきかを想定しやすくなりました。また、最後の総合訓練では、わかっているつもりでもわかっていない事が多いことに気付かされました。回数をこなせばそれだけ見えていない部分が見えてくるので消防訓練も定期的に行うことが大事だと再認識しました。そのほかにも、他の事業所の方との交流で消防訓練について話すことが出来ました。消防訓練の形式には殆ど違いがありませんでしたが、事業所によっては患者様も一緒に参加しているようでした。
今回、良い体験が出来たので研修で学んだことを忘れないようにして、今後の業務に活かしていきたいと思います。

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